巨大女子相撲部

   そして海に着いた女子相撲部一同    久々の海に皆目を輝かせていた。 瑠璃「1年ぶりにこの景色見たけど    変わらず綺麗ね!」 二崎「人の手が最も行き届いてない    海域と呼ばれてるぐらいだからね」 筑井「それも監督の力とか・・・?」 美穂「そうですよ」 筑井「やっぱり・・・・」 二崎「監督が保有している島ですから    誰も近づいて来ないようです。    汚されず環境を保持できるのも    監督の力があってこそ」 美穂「何も言わなくても皆分かってるんですよ    この島に近づいたらやばいって」

筑井「なるほどなぁ・・・」 筑井「ともあれ、この豊かな自然が    保たれてるのはいいことだよね」    その後、彼女達は着替えをする為に    浜辺端にある更衣所まで歩いて行った。 筑井(さすがに、普段女子達しかいない    からと言って人前で脱ぎだしたり    なんてことはないんだな・・・。    一安心、一安心・・・・・)    周りに誰もいなくなったので    何もすることのなくなった筑井。    何をしようかと考えていた時    あることを思い出した。 筑井(そういや、監督は今頃何してんだろ?    冥瓦の相手でもしてんのかな?    いや、あの性格だとそれはないか)

藤崎「筑井くん ・・・・・・」 筑井「ヒ・・・!?」    監督のことを考えている時に    ちょうど本人から声をかけられ    つい、驚いてしまった・・・。    後ろから声を掛けられたので    振り返ってみると、そこには    水着姿の監督が・・。 藤崎「どう・・?これ・・・?    水着初めて着てみたんだけど・・。    似合ってる・・?」    可愛いっちゃ可愛いけど    女性らしさがないって言うか・・、    なんか女子小学生を見てるようだ・・。 筑井「えっ・・・あ、まあ・・    似合ってますよ・・」    女子小学生とは言っても    女とは無縁だった僕からすれば    刺激的な場面に変わりはない。    どう反応すればいいか分からないな。 藤崎「何そのつまらない答え・・・。    もう少しなんかあるでしょ」

   自分から誉め言葉を強要    しちゃってるよ、この人・・。    誉めてくれる人なんて    星の数ほどいるだろうに。    褒めるの得意じゃないけど    何か言っとかないとだよな。    後が怖いし・・・・。 筑井「すごく可愛いですよ・・!!    普段、仙人みたいな服しか着て    ないのでそのギャップでと言うか」 藤崎「・・ありがと」    こんなんでいいのかな・・。    もうちょっと何か言うべきだよな、    そうだ!なんかアドバイスとかすれば    頼れる男感出せるかも・・。    今の監督なら何言っても喜んで    くれそうだし、試しに言ってみるか。 筑井「だけど・・・むね・・・」

   ドシャッ!!!    な、なんだ・・・・!?    発言しているさなか、気付いた時には    視界は闇に包まれていた。    思えば呼吸もできない・・・・?!    なにか口の中にも入ってくるし    なんだこれは・・砂か・・・?    どうやら体が上下反転し砂浜に    突き刺さっているようだ・・・。    一瞬の間に逆さまになっていたので    何が起こったか理解できてなかった。 藤崎「筑井くんは禁句を口にしかけた・・。    筑井くんだからこれぐらいで    済ませて上げたけど・・」 藤崎「普通なら国の一つや二つは    塵に変えてるから・・・」

   指先を動かすだけで    僕の体を引き釣り出す監督 藤崎「でも嬉しかった可愛いって    言ってくれて」    すると女子生徒たちが着替えを    完了させ更衣室から出てきたようだ。    監督はいつも通り僕から    距離を置き始める。 瑠璃「あれっ!    監督が水着になってる!    かわいい!」    いつの間にか、女子生徒達が    続々と集まって来ていた。    そういえば初めて水着を着るって    言っていたし皆監督の水着姿は    見たことないんだろうな。

藤崎「近づくな馬鹿者共」 瑠璃「もしかして筑井先輩のために    水着になったんですか?    監督もなんだかんだ女の子なんですね」    馬鹿にしたような態度で    瑠璃が監督に語り掛ける。    昼食の恨みもあるのかもしれない。    監督の顔がゆでだこのように    真っ赤になっていた。    図星と言わんばかりに。 藤崎「全員消えろ・・!!    私が泣く・・じゃなくて    全員泣きを見るぞ・・!!」 瑠璃「きゃっ、!!みんな    海へ早く!早く!!」    明らかにからかった様子で    皆、海の中へ飛び込んでいった。 二崎(分かりやすすぎ、監督・・・・) 藤崎「はぁ・・・はぁ・・。    最近どうもなめられてる気がする。    そろそろ超重量特訓が必要か」

筑井「みんな監督のこと尊敬    してるみたいですし大目に見て    あげてくださいよ。    感謝してるってよく聞きますよ」 藤崎「それがほんとならいいんだけどね」 藤崎「それより筑井君は着替えないわけ?」    不思議そうに監督が    僕の方を見て問いかける。 筑井「いや、水着がないんで・・・。    よく考えてもみてくださいよ。    監督と初めて会ったあの日から、    一度も男子寮に帰ってないんですよ」 筑井「荷物を取りに行くタイミングなんて    なかったじゃないですか・・・」 藤崎「言われてみればそうか。    だったら、私の着る?」 筑井「着るわけないじゃないですか・・」 藤崎「そう・・?似合いそうなのに」

   水着がないことは事実なのだが    これは僕にとっては幸いだった。    カナヅチなのでそもそも泳げない…。    浮き輪があっても溺れてしまう。    それに、あんな巨大な女の子達が    遊んでいる場所に放り出されれば    波にのまれ、溺れてしまうだろう・・。    何としてでも海に出てはならない。 筑井「監督こそ泳がれないんですか?    せっかく水着も買ったなら    泳いだ方がいいんじゃないですか?」 藤崎「監視役の一人はいるでしょ。    それに、あんなガキ共と遊んだ    ところで何も楽しくない」 筑井「そ、そうですか・・・」    監督と二人でベンチに腰掛けて    そのまま会話をしていた。    初めてあった頃は緊張したけど、もう    だいぶ慣れてきたな。変なことさえ    言ってこなきゃいい人なんだけど・・。    二人で会話をしていると    一人の女子生徒がこちらへ向かって来た。

美海「先輩!!見てください!    どうですか、これ    40Lサイズの新作ですよ!」    いつも突然現れるな、美海は・・。    この手の登場が最近では当たり前だ。    それにしても水着姿だと    なんか印象変わるな・・・。 藤崎「・・・・・・・」    美海が表れたことで露骨に    不機嫌になりだす監督。    できればこの二人を接触    させたくないんだけど、それは    僕の力じゃどうしようもないな。 美海「どうしたんですか?監督は?    具合でも悪いんですかね?    下向いちゃって」    僕には何となく察しが付く    自身の胸のなさをより    強調させるような爆乳集団。    監督のコンプレックスを    美海は分かってないんだろうな。

   あまりに対照的な二人のスタイル。    どちらかを褒めればもう一方を    けなすことになりかねない・・。    美海の水着姿もそれほど悪いもの    とは思わなかったけど簡単に    褒める訳にもいかない・・。    すると、無言を貫き通すかと    思われた藤崎だったが急に    立ち上がり美海の前に立った。 藤崎「なんだそんなもの…!!    私なんて見ろ、このくびれを!    貴様らのような贅肉一つない    曲線美!私の方がずっと魅力的だ!!」    なに張り合おうとしてんだ、この人?!    自分の教え子と張り合って    どうすんのよ・・・・・。 美海「そのくびれは う、羨ましいけど・・・    監督より私の方が、お・・・・」    何を言い出すか予想できた僕は    すかさず止めに入る。 筑井「ちょ、ちょっと待て美海!!    一生のお願いここで使うから!!」 美海「な、なんですか・・?」

筑井(監督に胸の話はNGだって。    ほら、涙目になってんじゃん・・。    死にたくなかったら言葉に    気をつけろ・・・) 美海(は、はい・・・。    それで私の水着はどうですか…?) 筑井(こんな時に・・・・・・。    んぅ・・とっても似合ってる。    今までで一番魅力的だと思った) 美海「えっ!本当ですか!!    嬉しい・・。ずっとこのままで    過ごそうかな」 筑井(それは勘弁してくれ・・・) 美海(冗談ですよ冗談) 藤崎「ぞ、ぞこの、2人!!    いつまで、こそこそ話してんだ!!」

筑井「あぁっ!いやもう終わりました!」 筑井(なんで僕がこんなに機嫌を    伺わなくちゃいけないんだ・・) 美海「か、監督の魅力には    ほんとかないませんよ・・・!    素晴らしいボディ!    非の打ちどころがありません!    パーフェクト!満点!!」 筑井(意外と気も使えるんだな・・・。    ちょっと表現がオーバーだけど) 藤崎「・・・・・・・」 藤崎「馬鹿にしてんのか・・・?」 筑井(泣いちゃってるよ、この人) 美海「ぜんぜん、ぜんぜん    そんなことないですって・・!    嘘つくはずないじゃないですか!」

藤崎「ほんとに私はお前より上か?」 美海「そ、それはもちろん・・」 藤崎「じゃあやっぱり    筑井君とは私の方がお似合いか?」 美海「それはもちろん」

美海「私です」 美海「へぐぅあっ!!!」    さきほど僕がやられたように    美海も一瞬のうちに砂浜に    頭から突き刺さっていた。 筑井「ちょ、今の完全に誘導してたじゃ    ないですか・・!!」 藤崎「ふん・・・・・!」

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