新人アイドル 大和亜季②

「鳥沢殿、次はこれでいかがですか?」
 そう言って玲也に振り向きながら亜季が指さしたのは、古いタイプの大型の事務用デスクだった。
 玲也も近づいて、持ち上がるか試してみる。
 スチール製で出来ているそれはかなりの重量で、玲也が片側から持ち上げようとすると自分のいる方はどうにか持ち上がったが、全てを持ち上げるのは流石に無理そうだ。
 「これ大きいし…100㎏はありそうだね」
 「100㎏でありますか、ふむ、それぐらいでしたら…」
 亜季は、デスクの前でグイッと身体を前に倒していき、両腕を広げて天板の端を両手で掴む。
 すると必然、デスクの天板部分に亜季の超重量級の膨らみが押し当てられるわけで…
 しかも玲也からすると、ちょうど正面からそれが見えているわけで…
 (無防備すぎるなぁ、色々と…)
 「あー…大和さん…」
 「え?なんでしょうか?」
 亜季がデスクに身体を押し付けながら顔を上げると、玲也が顔を赤らめながら自分から視線を外していた。
 「もう少し、周りの視線に気を付けた方がいいと思うよ…」
 「視線?………あっ!?」
 玲也の言葉に、ようやく自分の巨大な膨らみが作る深い谷間が、思いっきり玲也の位置から見える事に気が付いたらしい。
 「…鳥沢殿は、意外にエッチでありますな♪」
 そう言いながらも、どこか嬉しそうに亜季は上目遣いで玲也に視線を送る。
 「…仕方ないでしょう。大和さんが魅力的すぎるんだから…」
 「ふふっ♪そのように褒めていただけると、嬉しいであります」
 亜季は、顔を赤らめながら視線を逸らしてポリポリと頬を掻く玲也を見てにっこり微笑んだ。
 「では、もっと褒めてもらうために、この机を片付けてしまいましょう!」
 グシャッッ
 あっさりと、亜季が両手を広げて抱えていた事務用デスクが抱き潰された。
 「うそ!?一瞬でデスクが半分に…」
 簡単にデスクを半分の大きさにしてしまった亜季のパワーに、玲也は驚きを隠せず声を上げてしまった。
 しかも亜季の着ている服は、未だにきつそうながらも破けずどうにか着れている。
 それはつまり、亜季はまだ本気を出していないということを表していた。
 「ん…やっぱりこれでは…物足りないでありますな…。仕方ありません、もう少し潰しましょう!」
 ベキベキベキ………
 抱き潰したスチール製のデスクが、亜季の両手と爆乳によって更に半分に押し潰され、圧縮されていく。
 ミチッ…ミチッ…
 それに合わせ、亜季の衣装から悲鳴を思わせるような音が聞こえ始める。
 そこで、突然亜季はデスクだった物を床に置くと、少し悩ましげな表情で玲也へ視線を向けた。
 「あの、これをもっと圧縮するために本気を出そうと思うのですが、そうしますと着ている衣装が…おそらく弾け飛んでしまいます」
 どうしましょう?と、その肉体に似つかない可愛らしい顔を困らせたものに変えて、亜季は問いかけてくる。
 「うーん…まぁ、どうせ今の大和さんの身体には合ってないわけだから、衣装は作り直しになるだろうし…それに…」
 「それに?」
 「俺もその…大和さんがその身体をパンプアップさせて衣装を弾き飛ばす姿、見てみたいなって…」
 その言葉に、亜季は困り気味だった顔を満面の笑みへと変えた。
 「お任せください!鳥沢殿の担当アイドル大和亜季!ご命令を遂行できるよう、全力を出します!」
 にっこり微笑みながら右手を頭に近づけ敬礼をすると、玲也に向けてウインクをして見せた。
 そして再度デスクに手を伸ばすと、身体全体で抱き潰すかのように抱え込んだ。
 グググググッ…
 亜季は全身に力を込めることで、圧縮されていたデスクがさらに押し潰されていく。
 ミチミチミチ…
 それに合わせて、ただでさえきつかった衣装が悲鳴のような音を上げ始める。
 「んんん………あああああぁぁぁぁんんんん!」
 そして亜季が、身体の奥底から叫び声を上げながら全力をふり絞った瞬間、3つの事が起こった。
 一つ目は、身体の隅々まで全力を出し切ったことにより、亜季の身体が一目で見て分かるぐらいパンプアップした。
 二つ目は、亜季のパンプアップした肉体により、とうとう耐え切れなくなった衣装が一気に弾け飛んだ。
 そして三つ目は、あのデスクだった物が亜季の全力によって一気にボーリングの玉サイズにまで抱き潰された。
 
 「や、大和さん?」
 「………ふぅ、いかがでありますか?これが私の本気のパワーと身体であります!」
 完膚なきまでに抱き潰したデスクだった物を床に置くと、亜季はゆっくりと玲也に近づいた。
 美しかった筋肉美と爆乳が、パンプアップされた筋肉によりさらにド迫力なものへと変わっている。
 「ま、まって大和さん、衣装が破けちゃって、今上半身裸だから…」
 玲也は、右手を自分の顔の前にかざして顔を横に向け、顔を真っ赤にしながら、衣装を弾き飛ばし上半身裸になった亜季から視線を外した。
 「…私は、鳥沢殿になら見られても…大丈夫であります…」
 「え!?」
 「それどころか…その、触ってもらっても構いません…」
 亜季の巨体が、玲也の目の前にまで近づく。
 パンプアップした、更に迫力を増した亜季の肉体。
 そして身長差から、玲也の顔前に突き出されている、凄まじいまでの美爆乳。
 その膨らみはあまりにも巨大で、だがその大きさにもかかわらず綺麗な球形を保ち、全く垂れることなく前方に突き出されている。
 それだけでかなりの張りを誇っていることが見て取れる。
 「…私の身体を好きだと言ってくれた鳥沢殿になら…触ってもらいたいであります…。もちろんここも…」
 そう言って、亜季は身体を軽く上下に揺すった。
 どぷんっ
 重々しい音を立てながら、亜季の爆乳が大きく揺れる。
 その動きに、玲也はゴクリッと唾を呑んだ。
 「い、いいんですか、大和さん」
 「はい…。あ、でも一つお願いが…」
 「お願い?」
 「その…二人の時は、『亜季』と呼んで欲しいで…あります…」
 玲也を見下ろすその巨体に似合わない、可愛らしい顔を真っ赤に染めながら、亜季は小さな声でお願いを口にした。
 「うん、わかったよ亜季。それじゃ…触るよ」
 「はい…」
 玲也が声をかけると、少し緊張した表情で亜季は答えた。
 ゆっくりと玲也が手を伸ばし、亜季の巨大な双球を持ち上げるため下から手を差し出す。

 ズシッ
 「お、重っ…」
 想像以上の重量が、玲也の両腕に圧し掛かってきた。
 「あんっ…♪触り心地はいかがでありますか、鳥沢殿…。衣装合わせの時はOカップでしたが…おそらく今はPカップ以上…あります…。重さも多分、10㎏は下らないかと…」
 「10㎏…す、すごい、超重量兵器だね、亜季…」
 「はい!破壊力には自信があります♪」
 驚く玲也を見て、亜季は嬉しそうに答えてから身体を少し前に倒すと、さらに玲也の両手に掛かる重量が増す。
 「うわっと!?」
 亜季の胸の重さに負けて、玲也はつんのめるように体重が前方に掛かる。
 すると…
 ボスンッ
 「むぐっ!?」
 「やぁんっ♪…ふふっ、今度は顔を使って調べるおつもり、ですね?」
 倒れかかった玲也の顔が、亜季の巨大なエアバックに埋もれてしまう。
 「でしたら私の胸の破壊力、とくと味わって下さい!」
 亜季は玲也の後頭部に腕を回すと、軽く力を込めた
 「んぐぅぅぅぅぅぅ…!?」
 (な、なんなんだ、このボリューム!?重さも、張りも、物凄い……)
 「私の胸、いかがでありますか?大きさや重さも自信ありますが、パンプアップすると張りもかなりのものでありますよ♪」
 亜季としてはもちろん加減をしているのだろうが、かなりの力で玲也の頭が胸にに押し付けられる。
 しかしそんな力で押さえつけられながらも、亜季の胸は軽く凹んだ程度で玲也の顔を飲み込んでしまっている。
 「やったことはありませんが…おそらくリンゴぐらいでしたら、胸に挟んで両腕で閉じれば、簡単に挟み潰せると思います。今度お見せしますね♪」
 亜季は上機嫌で、自分の胸の破壊力を自慢している。
 ただそんな声も、一番伝えたい玲也には届いていなかった。
 亜季の怪力と胸の張りで口と鼻を圧迫され、呼吸もままならない状態となったため、パニックに陥っていたのだ。
 「ん~~~~!!」
 何とか開放してもらおうと、全力で亜季の爆乳を押し戻そうとする。
 しかし、
 「あんっ♪そうやっていただくと…とても気持ちいいであります♪でも、もっと乱暴にしてもらっても…いいでありますよ…」
 玲也は全力で亜季の爆乳を掴んでいたのだが、その弾力に手が押し戻される。
 そんな玲也の抵抗も、亜季にとっては気持ちの良い愛撫でしかないらしい。
 それどころか、気持ちよくなってきたからか、更に玲也の頭を押さえつける力が増してくる。
 (ど、どうしよう………)
 更に酸欠に近づき、完全にパニックになってしまい、玲也は無我夢中で腕を動かした。
 「鳥沢殿…こんなにも私の事を気持ちよくしてくださるなんて…本当嬉しいでありま…ひゃんっ!?」
 突然、玲也の頭を押さえる亜季の力が抜けた。
 千載一遇のチャンスとばかりに、玲也は最後の力を振り絞り、どうにか亜季の胸元から逃げ出した。
 「ぷはぁぁ!…あ、危なかった、危うく亜季の胸で、窒息させられるところだった…」
 魔の爆乳から解放された玲也は、身体を前に倒し、両膝に手を当てながら必死に呼吸を繰り返した。
 身体全体に酸素が広がり、くらくらしていた頭が徐々にはっきりしてくる。
 でも一体、どうしてあのタイミングで亜季の腕の力が緩んだのだろう?
 そういえば、無我夢中だったからはっきりとは覚えていないが、確か何か突起物が指にあたり、それを必死に掴んだ気がする。
 でも、あの状態で掴める突起物なんて、一体………
 「………あっ」
 「と~り~さ~わ~ど~の~!!」
 慌てて顔上げると、巨大な両胸の先の部分を自分の手で隠しながら、少し怒ったような表情で顔を真っ赤にした亜季が自分を見下ろしていた。
 「こ、ここを責めるのは、反則であります!私の一番敏感なところなのでありますから…」
 最後の方はかすかに聞こえるぐらいの小声になりながら、亜季は可愛い非難をしてきた。
 「ごめん!でもあのままだと、亜季の胸で窒息してたから…」
 「え?………あの、もしかして先程は、私の事を気持ちよくさせるために胸を責めてくれたのではないのですか?」
 「いや、自分としては全力で抵抗してたつもりなんだけど…亜季にとっては気持ちのいいマッサージみたいだったかな?」
 「ええっと…そ、そんな感じで…ありました…」
 俯きつつ、恥ずかしそうに小声で答える亜季の姿に、玲也は苦笑いを浮かべながら溜息をついた。
 「はぁ…無事に亜紀の相手が出来るようになるには、相当身体鍛えないとダメだね…」
 「で、でしたら、私がお手伝いいたします!一緒にトレーニングして、全力で愛し合えるようにしましょう!」
 「は、ははっ…お手柔らかにね…」
 「いえ、そこはしっかりと、ビシバシ厳しくやっていくであります!覚悟していてください♪」
 一緒にトレーニングをすることが嬉しいのか、亜季は元気に答えた。
 「ううっ…が、頑張るよ。それよりも亜季…これからどうする?」
 「もちろん、これからが本番であります!この胸や筋肉で…鳥沢殿をメロメロにしてみせます!」
 亜季は玲也に向かって、ハグを求めるかのように両手を広げて突き出した。
 「…手加減してね、僕と亜季ではパワーもスタミナも差がありすぎるから…」
 答えるように、玲也が吸い込まれるように亜季に近づいていく。
 「お任せください!それでは…順番が少し変わりましたが、これから始めましょう」
 そして二人は身体を密着させると、亜季は優しく玲也の身体を持ち上げ、唇を重ねた。