真実と復讐と進化 Vol.0序章

「以上で「トール遺伝子」の発表となります」
研究者である、鈴木沙織は自らのまとめたプレゼンを終了すると
「鈴木君、この発見は世界を大きく変える事になるよ」
沙織が所属するチームのリーダーである研究所所長が拍手をしながらそう話すと他の研究者も拍手をする。

沙織は今までの苦しかった研究がこうやって評価された事に感極まって涙を零してしまった。

この研究所は。生物・工業・電気・電子などあらゆる分野の研究を進めており
どれも世界レベルの研究成果と世界中で多くの特許を取得している。

ただここ数年は、大きな発表が出来ていない為、業界の中での知名度も落ちて来ていた。

その中で沙織の研究成果は今までにない発想と全世界の学会に与えるには十分なインパクトがあった。

ここで論文をネイチャーなどに掲載すれば注目度が上がる
しかもそれをやってのけたのが25歳ととても若く可愛らしい女性である
沙織ともなればマスコミも注目度への上がると考えた。

ただ、机上レベルであるので試験段階で実証には至っていない。

しかし所長は論文を発表する決断をした。
研究所の為に・・・・

論文発表により世界がその研究に注目した。
そしてその研究者が若干25歳のとても可愛らしい女性である鈴木沙織だという事も
日本のマスコミは大注目した。
沙織は一躍時の人となった。

テレビのワイドショーで何週間と沙織の話題で持ちきりでした。
研究室もいつもの様に取材が入り研究姿が放映されていました。
そしてテレビでのインタビューも増えていき
24時間追跡取材では、普段の可愛らしい普段着と研究室での白衣姿がアイドルの様に持てはやされた。
そして、バラエティー番組への出演回数も増えていった。
雑誌では独占インタビューを週刊誌からファッション誌まで受けていた。

そんな状態が半年以上続いたのだが海外の研究所からの報告で事態は一変する。
「論文には幾つかの不確かな部分があり、実証実験は全て失敗をしてしまった。」

その報告にマスコミの流れは一気に変化した。
「鈴木沙織の論文は不正。」
「論文の流用箇所発見」
「本当に成長遺伝子は存在するのか?」
などと書き立てたのは、雑誌社の記者である高橋実であった。
高橋は元々大学で生物を先行し各種研究をしていたが成果が出なかった為、現在では3流記者として働いていた。
高橋は沙織の論文を読んだ時に各種の不正点を発見した為、
編集長に何度も不正の記事を掲載したいと依頼したが世の流れにおいて編集長は了承しなかった。

そんな中で状況が変わった瞬間に「沙織つぶし」の筆頭に高橋が前に出た。
幾つかの雑誌から記事の掲載依頼が殺到し、その論文の不正さと、研究所の状況などを掲載した。

そこからの火種は大きく燃え上がり沙織は大きなバッシングを受けてしまった。

そんな状況で記者会見が行われた
沙織は会見場に立った、マスコミに持てはやされた時に比べて、疲れた表情であったが
自らの論文の釈明をするが
そんな論文に反論する高橋はいろんな形で論文を論破していく。
遂には沙織は何も反論できない状況となるが
「トール遺伝子はあります。まだ立証途中ですの出来た時には報告します。」
と締めくくり記者会見は終了した。

その後、ネイチャーからも論文の撤回をされ、沙織は研究所から解雇されてしまった。


鈴木沙織はホテルで生活をしていた。
本当は実家に帰りたかったが実家ではマスコミが取材のために待機している。
そんな様子を親から聞き、親にも心配させてしまっている事に心に負担を負っていた。
どん底の心境の中でEメールに「野々山吉江」と言う女性からの新着があった。
「私はあなたを信じています。そしてあなたの助けになりたいと考えています。」
と言う話から始まると研究室を用意して研究を継続して欲しいという内容でした。

人間不信となっている沙織は直ぐには受け入れられないと言う返信をすると
「今からお会いしましょう」
となる返事が合えってきたと同時にホテルの電話がなった。
「フロントですが野々山吉江様が鈴木様とお会いになる為にロビーにいらしていますので・・・」
その早さに驚きを隠せなかったが直ぐにロビーへ向かった。

沙織は吉江との面識もない。
フロントまで話をする為に向かい、フロント担当者に訪ねていると
「始めまして鈴木さん」
と声を掛けられ為、沙織は振り向いたのだが、
「私が野々山吉江と言います。あら・・・驚いてるかしら」
沙織は140㎝しかない女性で人と話時はいつも見上げて話をしているが
いつも見上げる先にあるはずの顔の位置にお臍がありその上にスーツがはち切れんばかりに大きなおっぱいが浮かんでいた。

「あっ・・・ごめんなさい。鈴木沙織です。ちょっと予想外に大きくて・・・」
「あら・・・大きいって身長の事?このおっぱいの事?」
吉江が冗談を言いながら香織の顔が見える様に屈み込むと
「どっちも・・・あっ初対面なのにごめんない」
香織はタジタジになりながら答えていると
「正直ね・・・ここではあなたも私も目立つから部屋に行きましょう」
吉江は嬉しそうな顔で話をすると
「はい。」
沙織は何処となく嬉しそうな顔で返事をすると部屋に向かっていった。

部屋に入ると部屋にある2人掛けソファーに吉江が座ると
「香織さんも座って」
吉江が座ってるソファーの横を手でそっと叩いて促すと香織は指示された様に座る。
香織は今まであった女性、、いや男性でもこれだけ大きな人にあった事が無くてドキドキしてしまう。
ソファーの高さに対して脚が長すぎて納めるのが大変そうだが、自分の脚はソファーに深く座ると地に着く事も出来ない。
太股の長さも太さも自分が子供に思えるくらい長く健康的な太さがある。
そして立っている時よりも近くに見える大きなおっぱいは片方だけでも沙織よりも顔よりも大きく突き出している。
沙織自身はAカップよりも小さくて胸が揺れるなんて体験をした事がない。
そして吉江の顔を見詰めると堀の深い顔を大きな瞳に何処となく吸い込まれるようなオーラを醸し出している。

「沙織さん・・・そんなに舐める様に見られると恥ずかしいわ」
「あっ・・・あまりにも素敵なスタイルだから・・・つい・・・」
沙織は恥ずかしそうに言いながら俯くと吉江が沙織の頭を大きな手で撫でながら顔を自分に向くようにすると

「そう言って頂けるとありがたいわ。でも沙織さんは、私を超える様なスタイルになる研究してたんでしょ?」
その声は今までの優しい吉江の声とは違い、心に突き刺すような発言で
「吉江さん、そうです。私はこんな体だから、コンプレックスに思っていました。同じ人間なのになんで吉江さんみたいなスタイルの人と
私みたいな成長不純なスタイルの人間がいるのかを疑問に思って研究してきたいんです。」
その沙織の言葉には力が入っており、吉江を見る目は凄く真剣でした。
「その仮説をようやく発表しただけなんです。だからまだまだ研究の途中だったし、私の仮説では女性にしか効かないって言ってたのに
海外では男性ばかりで論証実験してるから失敗ばかりだし・・・・」
「やっぱりね」
吉江はその言葉に納得の声を出しながら笑顔で沙織を見詰めると
「あなたの研究は私が支援するわ、もちろん給料も出すし助手も付けるわ」
「ほんとですか!!」
信じられない言葉に沙織は驚きの声を上げてしまった。
「そこまで喜んで貰えると嬉しいわ。私は自分の様な女性が増えて欲しいと思ってるの、今日なんか10㎝ヒールも履いてるから2mを超えてるのよ」
「そんなに大きかったんですか!!」
「そうよ。でもね。女って本来もっと大きくないといけないんじゃないかって思う時があるのよ」
「えっなんでですか?」
そう言うと吉江は沙織の手を握りながら話を始める
「そうね。沙織さんもそうだけど、女性の方が努力家で色んな知識とか学ぶし、発想もやわらかいと思ってるの
それを男が奪おうとするのよ。しかも刃向うと女性の方が弱いから今まで屈してる女性の方が多いのよ
今回もそうよ。最初は所長があれだけ進んでたのに色んな事を言われたら全て沙織さんに押し付けてるし
マスコミはもしあなたが男だったらここまでのバッシングはしないと思うわ
そう、全て女性が弱いからなの・・・・
でもね、私は世界的に見ても大柄でしょ。もちろん努力もしてるから男がどんなに言おうとも立ち上がって威嚇するように話せば
男も何も言えないわ、時には男が暴力を振るってくる時もあったけど私の前じゃ横綱でも軽くあしらう事が出来るから
だから私は色んな事業を成功させる為に女性を救ったりして来たわ
沙織さん、それがあなたの研究が成功すれば、どの女性も大きく胸を張って色んな活動を出来ると思うのよ」

「吉江さん・・・手が・・痛いです」
吉江は知らず知らずに沙織の手を握るのに力が入ってしまった。
「あっごめんさい、つい力が籠ってしまったわ。」
そう言いながら直ぐに手を離すと吉江は
「だから沙織さんには凄く期待してるのよ。だからお願いしたいの」

吉江は沙織を見詰め沙織の返事を待っていた。
「吉江さん、私はこの研究をどうしても続けていきたいと思ってました。
それは私の研究結果が中途半端のまま世に出され全て否定されて挙句の果てには、なかった事にしようと言う動きまで出てました。
しかも私自身はマスコミに持てはやされて最後にはバッシングを受けました。
特に高橋実と言う男が許せないんです。
研究成果を出して見返してやりたいと思っています。
だから私に研究を続けさせてください!!」

沙織はその意志を吉江を見詰める事で訴えると
「ほんと!!嬉しいわ!!」
吉江はその言葉に喜び沙織に抱き着いた。
長い腕と大きな手で沙織の体を抱き寄せて大きな胸でギュッと抱きしめる
沙織はその行動に驚きながらもその柔らかなおっぱいと吸い込まれるような吉江の香りに癒されていた。

ここから沙織は研究結果を出すまでに10年の歳月が掛かった・・・