授業

本日は、女子小学校から課外授業のために、この男子体育大学に来る。
「男性の扱い方」という授業のために来るのだがいつも大学の教員や生徒達は、
この授業だけは、緊張してしまう。

小学校から課外授業にやってきたのは、小学4年生の20人ほどであるが
大学の体育館に入ってくる時は、扉に対して大きく屈み込んでやっと入れるくらいで
体育館に整列した女子生徒達はものすごく壮観であった。
それに対し、男子大学生は、大学の中では全国上位に入るくらいの体育大学である事もあり
鍛え上げられた男性ばかりである。
しかし大きな男子学生でさえ目の前にいる女子小学生達は、見上げてお臍が見えるくらいである。

この授業の趣旨は、思春期を向かえこれからグングン成長していく女子が男子の弱い所を分からせ、
最近は減少しているが低年齢女性の男性への暴行を少なくしようと言うことである。

少し前までは小学6年から行ってきた授業であったが女性が思春期を迎えるのが早くなり
今では4年生で行っているのである。

「よろしくお願いします。」
整列をして向き合った女子は、壮観であり大学生達の半分しか生きていないのであるが
その大きさは、大学生が幼児の様な差であった。
「今回授業に参加していただける男子大学生の皆さんです。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
お辞儀をするもののどちらが教えるのか分からないくらいの体格差である。

「それではまず握手の仕方です。」
「まずは、こちらにりんごがありますので、みんなこれを持ってください」
係りの大学生がりんごをもって女子達に渡すため手を高々と上げるのだが女子達は、屈んで
手を差し伸べてりんご貰う。
大学生にとっては手一杯のリンゴも女子達の手の中ではピンポン玉くらいの大きさである。
「はい皆さん貰いましたね。それではそのリンゴを潰さない様に握ってください。」
男性の場合、リンゴを潰せる人は、筋力のあるごく僅かな人間であるのだが・・・
「あぁーつぶれちゃったぁー」
「えぇーこれ潰さないの難しいよぉー」
次々に潰れていき最終的には全員潰してしまった。
「はい、リンゴを潰すような力で男性と握手してはいけませんよ。」
「えぇーそんなぁー」
驚きを隠せない女子達であるが
「もし同じ力で男性と握手すると骨が砕けちゃいますから
なので握手する時は、手を差し出すだけにしましょう。」
「はぁーい、分かりました。」
「それでは、男性の方と握手しましょう。」
女子の前に大学生達が並んで手を高々と差し出した。
女子達がそれを見て太股近くにある手に握手するため座り込み始めた。
その動きに男性達は、迫力に負けて後ろに下がった。
それでも恐怖を克服し、男性の目の前にある大きな手を握り締める。
ただ大きすぎる手の前では指を掴んでいるといった方が良い。
「うわぁーこんなに手って小さいの」
「これじゃ握りつぶしちゃうよ」
そんな感想を年下に言われているのを我慢している。
「それでは、男性に思いっきり手を握りして貰いましょう。」
すると男性は顔を歪ませながらその手を握り締めたのだが
「なんか握り締めてるのは分かるけど・・・・」
「えっほんと何にも感じないんだけど」
必死になっている大学生達に対して平然としている女子小学生である。
改めて男女格差の大きさを認識してしまう光景であった。
「さぁー次は大学生に手を思いっきり引っ張ってもらいます。」
大学生達はその言葉を聴いて一斉に巨大な手を引っ張り始めた。
通常男性より大柄で力は持っているのだが・・・
「ねぇーほんと引っ張ってるの?」
「必死なのは顔を見ると分かるけど・・・」
女子にとっては、無に等しい力であった。
「さぁーこれで男性と女性の力の格差が分かりましたね。」
「はぁーい」

それからと言うもの授業では、女子小学生に男子大学生は翻弄されっぱなしであった。