バレーボール

「おまえらなにやってるんだぁー!!それでも男子バレー全日本代表か!!」
そう俺たちの前にいる監督は叫ぶ
確かに俺たちは日本代表だ、しかもこの前のワールドカップでは、
すべでの試合をストレートで勝ち進み1セットも取られない試合をしてみせた。
練習も死に物狂いで行ったのだがそれよりも食事療法による、
体の作りこみにより全日本で小柄な選手でも他国の大柄な選手よりも遥かに大きくなった。

しかしこの食事療法は男性よりも女性に効いたらしく全日本女子は、サーブ、ブロックのみで世界一になった。
サーブは他国選手のアタックの数十倍の威力を持っていたがそれでも手加減していたらしく、
本気で打つとボールが破裂してしまうほどであった。
ブロックはしゃがみ込んで、アタッカーの目の前に手のひらを持っていき簡単に弾き返していた。
その手のひらの前ではバレーボールが野球ボールにしか見えなく、アタッカーが一人時間差、
バックアタックなど色々な戦術をしようともアタックする時には目の前に手のひらがあった。

そんな女子代表と試合をしては男子代表は勝てないは当たり前であったが、
今試合をしてるのは、小学6年生であった。
初の試みとして、とある学校の給食でその食事療法を行ったのであった。
その結果、男女共に成長を始めたが小学6年生で男女間の体格の差は男子の3倍ある女子となった、
そんな小学生にバレーを教えに来た男子代表は、成長した女子小学生を見上げながら
ルールなどを教え、いざ試合をしてみると女子小学生の一方的な試合となってしまった。
「おじさん私のサーブ取れないの? もっと緩くした方がいい?」

そのサーブは、女子代表と同じレベルのサーブであった。
サーブに対しその速度に対し反応できず、またレシーブしても体ごと吹っ飛んでしまい
気絶してしまう選手がいた。
男子選手は呆然と女子小学生を見上げていたが
「こんなの楽しいかな?」
「おじさんから来るサーブなんかそのままおじさんに返しても返ってこないし」

「ねぇーみんなでトスして遊ばない?」
「うん遊ぼう!!」

そしてトス練習が始まり、男子日本代表は用なしとなり遥か上空を行き来するボールを眺めていた。